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2019年1月14日月曜日

今年のイタリア美術の旅は北イタリア:ルッカとその周辺

ルッカ市のお客様をお迎えしたり、もともと自分の論文がトスカーナだったり、去年はナポリで南を満喫したり、ミラノの友達がずっと来い来い言ってるし、北イタリアへ行きたいって人が多いし、で、今年は北イタリアへ行くことにしました。カラーブリアかなーってのは、大嘘になりました。

詳細はこれからで参加者と相談するけど、その前に一週間の旅では毎晩移動でちょこっとみるとかは嫌いなので、ルッカ周辺地域とヴィチェンツァ周辺の二手に分けようかな。

ルッカ周辺はこんな感じ

Anfiteatro,Lucca

ルッカは何と言っても9月14日が一年で一番大切なヴォルトサントの光の祭典なので、いつ行くかで内容が変わる。この宗教行事にはなんども連れて行ってるんだけど、毎年時間や出し物が多少変わるし、一度失敗してるので、行きたい人がいれば14日のあたり、要するに旅の最初にルッカとその周辺を持ってくる。

San Michele in Foro, Lucca

この写真の聖ミケーレは街のど真ん中で、最も派手なロマネスク様式だし、きちんと説明していないので必ずご訪問。

Museo della tortura, Lucca

ルッカは博物館が目白押し!例えば当然すぐ近くのフィレンツェには世界的な大博物館があるけれど、ルッカには一風変わった博物館がたくさんある。ヨーロッパ一の漫画博物館(私は全然嬉しくない)とか実にわかりやすい説明つきの恐るべき拷問博物館とか、それよりもっと怖い近代の手術道具博物館を備えた館とか、なによりオペラの帝王プッチーニの街なので彼の博物館とか、10個以上ある。

Fra Bartolomeo,Lucca

言わずと知れた国立絵画館、司教座博物館、幽霊が出るので有名な植物園に絵画館、近隣地域民族博物館、歴史資料館、古代ローマ考古学博物館・・・う〜ん、なんてすごいんだろう。わが町国立市と姉妹都市になって良いんだろうか???

Montecatini terme

で、ルッカにはじっくり3泊。中世規模の城壁に囲まれた街中に、とても見切れない聖堂と博物館に疲れたら、ちょっとリラックスしに豪華な温泉地へ行きましょう。温泉地といったって、日本の誰でもゆったりのんびりできる親しみやすいものではなく、有産階級の湯治場で名を成した特別な場所。モンテカティーニテルメはポアロとかがローブをまとって出てきそうな感じ。今は勿論ずっと庶民化してるとはいえ、大衆的な場所ではないね。以前行った時は、気楽な格好で、目立って若かったのでちょっと失敗したと思いました。シニョーラ向き❤️

Montecatini

で、モンテカティーニは温泉リゾート地の丘の上に小さな可愛い街があって、そこへはまたまた可愛い写真の乗り物で上がってゆきます。以前は下の温泉地に泊まったんだけど、今度は上のち〜さな街に泊まりたい。

Montecatini alto

すごく小さいけれど、ちゃーんと劇場、言うに及ばず聖堂があって、中央広場にはレストランが並び、別世界を醸し出しています。空気は澄んでものすごく気持ちがいいし、写真の劇場でライブを見たら夜中まで中央広場でゆったりしたらどうでしょう。だって宿は目の前だから。

Montecatini alto

1日モンテカティーニアルトに泊まり、もしみんながエステとか行きたかったら下の温泉地ホテルにも一泊して(一泊すると5千円から1万円分のエステ券が付いてくる)、いろんな温泉の水を飲んだりお店を見たりして、プラートかピストイアへ二泊。

cettedrale, Prato

プラートは今ではイタリア最大の中国人人口を誇ることになっていて、その点はなんともいえないものがあります。なぜかっていうと中世から織物の町で有名で、それが現在のイタリアファッション界の裏に中国人ありってことで、こうなったの。でもフリードリッヒ二世の城やフィリッピーノ・リッピの町でもあり、初期中世最大の商人の町の一つ。

San Paolino, Lucca

Pistoia

トスカーナには珠玉のこじんまりした街がたくさんあるんだけど、ピストイアもその一つ。広場の真ん中にポツンと塔が立っていて、フィレンツェやヴォルテッラに似た8角形の洗礼堂がありいかにもトスカーナの街です。以前私が訪ねた時なんか、だ〜れも旅行者が居なくて、博物館は一人で見放題でした。

San Frediano, Lucca

どっちにしろルッカからみんな近いから、アリタリアでミラーノへ飛ぶか、乗り換えでフィレンツェかピサへ降りて行きましょう。それぞれの街への移動時間はあっという間。チャーターバスなど必要なし。移動に時間取られないから、ゆっくり街を堪能できます。

Torre di Guinigi, Lucca

そーだなー、もしみんながピサに行きたいっていうならピストイアかプラートを削ってピサへ行こう。ピサは中世最大の街だったんだから絶対泊まらないと見られない。考えといてね。




2019年1月12日土曜日

ルッカ市と国立市の姉妹都市提携で

昨日は一日通訳接待のヴォランティアをしました。

トスカーナ州の街ルッカはフィレンツェやピサに次ぐ規模の街ですが、その2都市に比較しずっと中世の街並みが保存されていて、異常な観光化もなく素晴らしいところです。私にとっては大学院に行こうと決めた時に論文の主題に選んだのがこの街の大聖堂にある特別な磔刑像で、個人的にもすごく思い入れのある街です。だいたい今、見てくれているこのサイトの表題もルッカの景色です。

そんなルッカと地元国立が姉妹都市提携を進めていて、そのために去年は国立から市長さんらが視察に行きました。私には想像もできない、飛行機入れて三日間の旅です!なので街を観れたのは1日ですが、それでも全くヨーロッパの古都を知らない人にとっては大きな驚きだったようです。

San Michele a Foro, Lucca

で、今回は二週間ルッカ市長秘書が夫人と一緒に日本に遊びに来ました。飛行機入れないで二週間です。もちろん国立にずっといるわけはなく京都はじめあちこち観光しています。もうすぐ帰らねばならないのが大変辛く、風邪を押して今日も鎌倉、明日は日光と頑張っています。昔は日本人ばかり弾丸ツアーを結構すると笑われていたけれど、そんなことはないよね。世界中の人が旅するようになった今、最初はその国の見所をあちこち回るのが当たり前になりました。きっと昔は旅をできる人が限られていて、そういう人は焦ってあちこち回る必要がなかったんでしょうね。

Bancarella dei libri,Lucca 

私はそんな特権階級からは極めて程遠い人間ですが、貧乏でも大好きなことを仕事にしたいと思って現在に至っているので、イタリアばかり全国回っています。弾丸ではなくゆっくりじっくり旅するほうが、結局多くの人にとっても思い出深い旅になると感じているので、あんまり移動しない一週間のイタリア旅行を毎年計画しています。できるだけホテルに泊まらないのも特徴です。ホテルはどの国でも似たり寄ったりだし、楽だけど面白みに欠けるのに対して、修道院とか民泊みたいなところはそれぞれにすごく特徴があって、人との付き合いが濃いので印象的です。時には、修道女に怒られたりしますが・・。

Torre della famiglia Guinigi, Lucca

時期は9月初頭から10月にかけてなんだけど、今年はどこに行こうかまだ決まってなくて困ってるところ。南部の方が体力を要するので、できるだけ若いうちに行った方が良いという気もするんだけど、この数年北部にご無沙汰なのでルッカを含めてその辺に行こうかとか、早く決めないと飛行機が高くなっちゃう!

Palazzo Mansi, Lucca

今日から「西洋美術の基礎知識・素材編」が始まります。そこでも告知するけど興味がある人は知らせてね。是非一緒に行きましょう!以下に連絡ちょうだい。

romanici@gmail.com

s.Frediano, Lucca


2019年1月1日火曜日

Buon Anno! あけましておめでとうございます

Buon Anno(ブォナンノ)!
Felice Anno Nuovo(フェリーチェ・アンノ・ヌオーヴォ)!

謹賀新年

Paestum

ご挨拶が終わったところで、今年も「イタリア美術と歴史の旅」をするので、新年会兼ねて集まりたい。写真は去年行ったパエストゥム。知れば知るほど古代ギリシャの凄さを思い知らされ、神殿を目の前にして、当時に想いを馳せます。今年もやっぱり9月に発とうと思ってる。

Campobasso

私がずっと授業している首都大学東京オープンユニヴァーシティの講座は、冬季はちょっと変則です。南大沢は三日間(1月10、17、24日)のプチ集中講座。年末から資料作りに励んでいます。

Modigliani

飯田橋の講座は1月12日から毎週連続で土曜日の午後を一緒に過ごすことになる。「西洋美術の基礎知識」をしっかり確認。建築、彫刻、絵画だけでなく工芸も視野に入れてるし、現代まで扱うから、すごくバラエティに富んだ内容です💕

両方の講座のリンクです

西洋美術好きの人たちの交流も深められたら最高です。授業の他に今年のイタリアの旅についても話し合いたいから、ぜひ来てね!待ってる!