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2018年10月6日土曜日

イタリア旅報告:靴と旅する

2018年はまだ終わってないけど、靴に取り憑かれた年みたい。

長年履いてた、お気に入りの聖フランチェスコ・サンダルがいよいよダメになって(MBTも底が取り替えられればいいのにね)旅の前に捨てました。

イタリアへはだいたい9月に行くからサンダルです。向こうは日本より暑いし、サンダルが似合うのだ。で、高くもなく安くもないフランスのカジュアルブランド(ずっと前から普段ばきに何足も買ってる)で、去年と同じデザインの色違いサンダルで、歩き倒そうと決めていました。ところがどっこい、直前にブチっ!と一本紐が切れて、時間が無かったからデパートでカンペールの黒いサンダルを買いました。元値は2万8千円もするからセールで助かった。あとはお洒落用にエナメルのヒールを一足、秋用にカーキ色の歩きやすい靴、プールと部屋用のビーサン。これで出発。


快調にプーリアからモリーゼの石畳や砂浜、時には道無き道の草むらを歩き回り、先発旅組みが帰国した翌日、一人でイゼルニアを歩いていたら、またブチッ!!えーーーー!!ショックーっ!確かに酷使しているが、毎日拭いて綺麗にしていたのに(泣)。憤懣遣る方無いよりも、先に考えねばならないのは替えの靴。一人で街を探検しまくってて、田舎町の住宅地のお昼に差し掛かっていたので人っ子一人居ないし、お店はみ〜んな閉まって4時まで開かない!!!

とそこへ唯一開いた中国人の雑貨屋さんが。中国恐るべし。こんな田舎街にも進出とは。駆け込んで、とにかく履けそうなサンダルを10ユーロで買いました。安っぽくて嫌だけど背に腹は変えられない。意外に歩きやすいので気分も上がり、ナポリで後半の旅組と合流。買った二日後、パチッ!!!!なんと今度は留め金が破れました。プラスチックだったみたい(溜息)。今回はナポリの雑踏のど真ん中で目の前に庶民的な靴屋さんがあったので、そこでおじさんのいいなりにに購入。20ユーロ。(写真で履いてるのがそう)


日本と違って、金とか銀とかが当たり前。壊れたのを捨ててもらって、状況を話すとおじさん曰く、中国製と違って品質には絶対の自信を持っているとのこと。

中国批判したいわけじゃないんだけど、事実と疑問をちょっと。中国人のお店って、お客さんも中国人やアラブ系の人とかアフリカ系の人とかが多くて、場所によったらもちろんイタリア人もいると思うけど、とにかく裕福な人は決して来ない。私の買ったサンダルは1日半で10ユーロ、カンペールは二週間強で210ユーロ。実質セールで買ってるからカンペールは一日8ユーロ、中国サンダルは1日9ユーロくらいの計算になる。カンペールは勿論直せるけど、中国サンダルは捨てざるを得ない。物凄い高い買い物じゃない?彼らってお店持って現地に根着いて営業してるのにこんな悪いもの売って大丈夫なんだろうか?と思いました。イタリア語のほとんど話せない店員のお姉さんは、多分親切にしてくれてたらしいので(喋り方が、超片言で荒いのできつく感じる)お店がうまく行くようにお祈りします。

それと比べ、イタリアサンダルはおじさんの言った通り、丈夫で履きやすくその上安い、最高の買い物でした。

で、醜い写真を載せたのは、今回はなんと部屋ばきのビーサンも含めると7足の靴と旅したかつてない旅だったから。

中国サンダルを買った後、不安になってイゼルニアの中央市場でジオックスを二足も買っちゃった。ジオックスはイタリアの「呼吸する靴」って言って有名なメーカー。日本にも平凡なデザインなら入ってくる。イタリアも今年は夏が遅かったせいで、旅の間中大セールをやっていたのだ。本当はかっこいいブーツが欲しかったけど、歩くために我慢して、金のバレーシューズと銀のスニーカーもどき。本当、日本だったら健康に配慮した靴って言えば、冴えないベージュとか地味〜なデザインと色なのに全然違う。

で、まだ旅は半分も過ぎてない頃に8足の靴を持ったことになる。一足は捨てたけど7足を機内持ち込み鞄に入れて、旅するのは全然思っても見ないし望まないことでした。旅の間はできるだけ軽い方が良いから、いつも買い物は最後の最後に、一人ですることにしているので今回は本当に特別でした。痩せないとねー😂


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