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2018年3月27日火曜日

南部イタリアの巡礼街道

私は、物心ついた時から絵やデザインに興味を示していて、子供時代から美術館に行き始め、画集はお友達で、当然のように美大へ行ったわけですが、デザイナーとして働き始めて以後、もっと純粋に美術、芸術に触れたいと言う気持ちが日に日に強くなり、大学院へ行き直したり、イタリアへ留学したりしました。ストレートで歴史系の院を卒業し、大学に就職した先生方とは全く違った道を辿ったため、いまだに風来坊の講師です。


 La via Francigena nel Sud

院の卒論で、先生に反対されながらも、強情を通して巡礼街道を書き、ずっと興味を持っています。巡礼には、美術作品が必ず関係しますし、というか私の場合、作品(作品というのには正直ためらいがあります。なぜならそれはイエスの真の御顔をかたどった十字架像なので)が元になって、巡礼研究も始まったので、結局は造形芸術への愛が、私の根本にあります。

巡礼街道には幾つか有名なものがありますが、取り分けフランス街道と呼ばれたものはよく知られています。一般に、カンタベリーからローマまでと考えたれてきましたが、近年は南部へも繋がっているという方向へ来ています。私も最初からそういう考えでした。

この日曜日に、国立市と「イタリアに櫻を植樹する会」の合同イベントでも、中世の巡礼について話したばかりです。このイベントもやっと終わったので、また、9月の旅について書き始めます。

今回訪問するプーリアは、南部の巡礼街道沿いにいくつも街があるので、ぜひその街を訪ねようと思っています。まだ、私が探せていないヴォルト・サントに出会えることを祈って、旅の仲間みんなでちょこっと研究に参加してもらうことになります。

まずは地図を見てください。(クリックすれば大きくなります)
いくつかの街について、後ほど書きますが、行くと決めているのは、Monte Sant'Angelo, Bari, Otranto, Bitontoです。他にも行きたいところだらけですが、日程と電車の関係で決めて行きます。

9月の旅に参加希望者はいつでもメールください。



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