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2017年7月30日日曜日

イタリアの街:Alghero アルゲーロ

腱鞘炎が完治するまで待ってるといつ書けるかわからないので、少しずつ書くことにした。首都大学東京オープンユニヴァーシティでやってる授業をちょこっと紹介します。「西洋美術:イタリアの街」

アルゲーロ:サルデーニャ島


第二次世界大戦で甚大な被害を受けたので街には、目を見張る大聖堂などほとんどない。この聖ミカエル大天使聖堂も輝かしい陶器のクーポラを見ると、どんな素晴らしいところだろうと思うが残念ながら他は悲しい状態だ。

でも15万年前の人類の痕跡があったり、サルデーニャ中に残る古代民族のSFっぽい遺跡は何も知らなくても興味深いし、それこそ無条件に自然は素晴らしい。どこまでも海底が見える透明度の高い水、ネプチューンの洞窟、それに続く岩肌を階段伝いに歩くだけで爽快この上ない。

もし歴史に興味があれば、ミケナイ文明、フェニキア人に始まり、海洋帝国ジェノヴァの力を示す様々な文化、それを引き継いだスペイン、カタルーニャの特別に強烈な感化など非常に多様で奥深い。アルゲーロはスペインだという感覚をサルデーニャの住民が今も抱いているのが理解できる。


珊瑚の博物館があったり、民族衣装や音楽、食べ物もここにしかないものだらけで、しかもすごく可愛かったり、超美味しかったりする。初めて行った時は、電車に乗りたいと言ったら、そこで待ってろと言われて草むらにレールしかない場所で待っていたら、本当に私を見て止まったくれた。ヒッチハイク列車だ!あまりに美味しいので二日続けて同じレストランでムール貝の山盛りを食べていたら、昨日もいただろと声をかけられて、いきなり一緒にご飯を食べた。面白いことだらけで、それ以来私は大のサルデーニャ(サルジーニャじゃない)ファンだ!



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