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2018年5月20日日曜日

ポジターノ:2泊百万円のホテル

「2018;歴史と美術の旅イタリア」の後半戦はナポリとその周辺ということで、ま、アマルフィとか連れて行ったらみんな喜ぶかな〜とか思いながら、でもポジターノも近いし都合の良い方へ2泊くらいして・・・なんて気軽に考え宿を検索してみたら、唖然・・・・。

2泊で¥1018077(一部屋)と出ました。最初、どこかで間違えたかと思ったけど、入力ミスではなく本当に2泊で百万円超!

いかに「お金をかけず、面白いところ」へ泊まるかを追求している私にとって、目を疑う数字でした😳

地中海の青と太陽を受けて輝きまくるど黄色の新しい泉。こんな醜いものいらない!

丘の上から湾全体を眺められる、広いテラスでワインとオードブル。オリーブの実なんて、この辺なら美味しいとこはどこにでもあるっ!

海が見えるレストラン内の壁面に自然木が這い、天井の木を模ったシャンデリアと呼応する。ふけちゅじゃないの〜😅

と、いろいろ文句をつけるまでもなく、鼻から宿泊は無理なのでした。

ここもアメリカ映画やドラマに出てくる最高にロマンチックな街。なぜそうなったかっていうと、1953年に「ハーパーズバザー」にスタイン・ベックが寄稿したのがきっかけ。

そこは夢の場所。
実際に行ってみなければ
存在することさえ信じられないような。
そこを離れた時初めて
現実味を持って
郷愁が迫ってくる。
急勾配の斜面にへばりつく家々
その間を縫うように続く階段以外
まるきり崖なのだ。
目を疑うほど美しい青く緑がかった海が広がる
小さな入江・・

勝ってにイタリア語も交えて訳してみました。きちんと知りたい方はオリジナルを読んでください。当時のスタインベックは「怒りの葡萄」「エデンの東」などで成功した大注目作家でした。彼は、本当は紹介したくないとか言ってますが、その発言は今も影響力を持っています。


さらに50年代はアメリカの成功者たちが続々とヨーロッパへ観光しに押し寄せていたこともあり、それまで本当に美しかった田舎のアマルフィ海岸はすっかり、観光地化されてしまいました。な訳で、格差社会を気にもかけない冷酷なセレブリティ御用達の、有名ホテルがあるのでした。

あー、びっくりした。絶対泊まらないけど(泊まれないだけじゃなく、お金があっても泊まるもんかと思う私であってほしい😇)、時間が許せばアマルフィの宿から1時間超でいけるので寄ってみるかも。でした。
追伸:ちなみにもちろんこれより経済的な部屋もあります。


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