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2017年11月26日日曜日

基督教生まれの物事

今月終わった放送大学の多摩学習センターでの授業は
「基督教生まれの物事」っていうようなものでした。

いつも教室が溢れそうなのに、今回は前回の「修道院から生まれたもの」の続編のようなところもあったためか全員が発言できる程の人数でした。発言をきちんと聞けるのは30人が限度ですね。

私たちが日常、あまりにも当たり前に使っている「カレンダー(日付)」を始め、「複式簿記」のような現代の経済の基本となる思考法、予想外に人気があったのは「カーテン」を始めとしたプライベート空間の創出です。参考資料に使ったラッファエッロの作品の力もあるかも。私がたくさん持っている「眼鏡」や、仕事、というより私の人生の基本である「本「大学」もそうです。「ボタン」、「針」、などの日常の細々したことから、今で言えばインスタ映えしないので、時間をかけませんでしたが、「停戦・休戦」「病院」「福祉」という平和的な精神に関する内容は、今回最も言いたかったことです。いつも言っていることだけれど、宗教が殺すのではなく、人の欲が殺すのだということを、真面目に考えてほしい。毎日多くの人の命が、不自然な形で奪われている今、最も大切なことだと思うから。



参加者から「自分がいかに何も知らないか痛感した。」と、今回も言われました。ソクラテスを思い出します。中学生の時、読んでも理解できることがあまりにも少なく、考えさせられました。今も、世界は私の理解を超えたことだらけですが、考えるのをやめた時、人は人で無くなるのだと思って、生きています。




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