美術家名や都市などブログ内を検索してね

2017年11月24日金曜日

知られざる芸術家の人生

今月は放送大学の授業が6日もあったからきつかったけど、風邪もひかずに乗り切りました。人数を絞って、良い画像を追求したせいもあってか、いつもよりさらに感動してくれた参加者が多かったかもしれない。内容が、何と言ってもやりたい事に近かったし。

今回紹介した芸術家は、以下の通り。

Benedetto Antelami ベネデット・アンテーラミ
Simone Martini シモーネ・マルティーニ 
Beato Angelico ベアート・アンジェリコ
Donatello ドナテッロ
Andrea del Sarto アンドレア・デル・サルト
Rosso Fiorentino ロッソ・フィオレンティーノ

90分で一人紹介しなくちゃならないし、質疑応答や美術や歴史全体の説明もあるから、当初予定していた二人、カルロ・クリベッリとロレンツォ・ロットを削りました。

クリベッリに関しては、良い画像を使えるという事で、彼の工芸的な技が紹介できると思ったんだけど、考えて見たら、彼に関しては資料はほとんど無くて、人生が語れる訳ないし、ロットは、ほんとやりたかったんだけど、ヴェネツィア美術に関して、ビザンチンとかベッリーニ工房なんかの話もしなくちゃいけないから諦めた。いつも盛りだくさんとか、内容が濃すぎるとか言われてるから、その方が良かったと思う。


私は子供の頃から絵が好きで、描いてもいたけれど、見るのも大好きでしょっちゅう画集を見てた。展覧会にも連れて行ってもらったから、美術のない生活なんて考えられない。作品は、有名だからとか、有名人のものだからとか、そんな風に見るものでは決してない。聞いたことも見たこともないけど、なんて素晴らしい作品なんだろう、という瞬間が最高だ。ドナテッロは、私からすれば、これ以上ない最高の芸術家だけれど、世間的にはレオナルドの絵かもしれないものの方が、よほど関心を引く。それは資本主義、投資であって、芸術家の精神とは真逆のものだ。アンドレアの驚くほど、素直で繊細な光には、知らずのうちに涙が出るほどだけれど、彼の名を知る人は滅多にいない。


0 件のコメント:

コメントを投稿