行く場所が決定したので、ホッとしたのも束の間、電車や宿など調べ始めました。移動はま、いいとして宿の問題があるので、参加希望の人はできるだけ早く、お知らせください。「いつまでですか?」て聞かれるけれど、後でも場所があればいいけど、部屋が取れない可能性もあるし(私の場合大きい)、手間がかかるし、なんでも早割だから絶対高くなるので、行こうと思ってる人は是非早く連絡してね。
Santa Maria di Cerrate
今日紹介するのは、イタリアのロマネスク聖堂ではちょっとは知られた聖堂です。12世紀初頭にベネディクト会の修道院が建立され、時代と共に、聖堂というより地域の集会所とか共同作業所というか、なんでもやっていい場所のようになり、しまいには勝手に農民が住み着いたりしていたところを、1960年代にプーリア州が頑張って文化遺産の保存に乗り出し、今に至るサンタ・マリア・ディ・チェッラーテです。流石長い間農民が住んでいただけあり、周囲はオリーブの木以外なーーーーーーーーーーーーーーーーんにも無い所にあります。
オリーブ畑がやっと終わったところへ、今度はサボテンが待ち構えています。州は、流石にこの聖堂だけ修復しても誰も行かないだろうと思ったらしく、民衆文化博物館のようなものも併設しています。かつては僧たちが「祈り働け」だった所に、機織り機や、食堂、いろんな器具なんかが並べられています。
この手の博物館にしては、なかなか大々的で、その上、聖堂修復時に剥がしたフレスコなども展示してあります。
やー、フランス系のロマネスク全開の可愛い柱頭です。正直言って、私はこの手のものをなんでもフランス由来だというのに抵抗がありますが、確かにブルゴーニュ辺りにはこう言った雰囲気の作品が見受けられます。
最も、ある種の人々の興味を買っているのが、聖堂全体に描かれていたはずのフレスコです。これは疑いようがなくギリシャ由来で、ギリシャ系というよりギリシャ者人画家によると言っていいと思われる、正統派の描き方です。フレスコはいくつかの時代のものが残っていて、ギリシャ人画家による質の高い絵の他に、素人臭いゴシックがかった受胎告知などなど、絵の好きな人には確かに興味深い聖堂です。
去年修復をしていたので、もし9月に私たちがいく頃終わっていれば、最高の状態で見られることになるでしょう。終わってなければ、ものすごく辺鄙な所ですから、外します。
片方だけについた、回廊のようになったロッジャが美しく、中庭にある井戸や周辺の景色が色鮮やかに見えます。
近隣には、小さな可愛い聖堂跡も見られます。これ本当に聖堂だったのでしょうか?子供の教会みたいで、絵本に出てきそうな雰囲気です。余裕があったら尋ねましょう。オリーブ畑がどんなものかも身に染みるでしょうし💜
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