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2017年4月6日木曜日

自力旅の基礎知識(飛行機)

当然(相手は)知ってると思っていることがそうでないことって沢山あります。
私も旅慣れてしまっているので、聞かれて驚くことがあり、まとめました。
おまかせのツアーではなく、自分(グループでも)で計画する人向けです。

① 航空券を購入する際往路だけ購入する人は滅多にいません。世界一周の旅に出かけるとか、いつ帰れるかわからないとか以外は往復で買います。

例)往路はアエロフロート、復路はアリタリア とかはありえません。

② 航空券はいろんな種類があります。
 
例)往復の日時が動かせないFIXフィックスが当然一番安く、これに早割(早期購入)などプラスすると一般的には一番安いです。

例)私はできる限りオープンチケットを買っています。これは日時が動かせるもので、未来の体調とか急な出来事とか旅先での様々な出会いとか、いろんな場合に備えて行き先だけ決めて購入するものです。当然多少高くなります。さらに、往復がオープンとか復路だけオープンとか航空会社によって様々です。

③ 到着地搭乗地は別でもOK

ローマ着ならローマから帰らねばと思っている人が多いですが、そんなことはありません。ローマ入りパレルモ出とか色々選べるので、旅の計画に最も良い選択をしてください。その際、使える空港は航空会社によって異なります。私ならまず、大雑把に重要訪問地点を決め、そこへ行くのに都合のいい飛行場を探し、そしてその空港を扱っている飛行機は何かを、格安航空券の日時と同時に検索します。

【注】日本の場合、胡散臭く(「うさんくさく」ってこう書くのか)、航空運賃と現実に請求される代金に大きな隔たりがあります。燃油サーチャージとか、空港手数料とか、代理店手数料とか払わねばならない代金を含んでいないのです。だから一眼で判断しないで、総額でいくらになるか常に考えること。

日本からヨーロッパへ行く場合、航空会社から買うより旅行代理店から買う場合が圧倒的です。ヨーロッパへ入ってしまえば、そこから先は格安航空から直に買うので本当に安いのですが、現状はそのようです。

(写真はアイルランドの格安飛行機です。イタリア国内を移動するときなど5千円かからずに行けたりするのでよく使います。歩いて機内に直に乗る感じも好き。テーマソング付き😄)

④ 距離によっては同じ金額で一本追加できる。

航空券の値段は非常に不思議でまちまちです。ローマまで飛ぶのと、そこからカターニア(シチーリア)へのフライトを追加するのと料金に変更が出なかったりします。代理店で取る時は徹底的に相談しましょう。当然代理店を通さない方が経済的ですが。

⑤ 絶対直行便が最高か?

イタリアの場合、日本から直行はアリタリアだけです。
残念ながら、アリタリアは何度も様々な危機を乗り越えて運営していて(日本も同じか)サービスの質が高いとはとても思えません。さらに往路と復路で1時間ほど差がありますが、12時間弱から12時間半は飛び続けます。

⑥ 飛行機の時間はそれほど正確ではないことに大注意!

飛行機は乗ったらすぐ飛ぶのもではなく、飛ぶまで1時間、降りるまで1時間(ひどい時は)かかるのが常識です。さらに機体の再チェックとか飛行場が混んでいるとか、天候不順とか様々な理由で1時間くらい平気で遅れます。そうすると直行でヨーロッパ入りするには14〜5時間は機内に閉じ込められることになります。問題があれば18時間くらい当たり前です。体力のある人はいいでしょうが、私のように狭いとこに閉じ込められるのが大嫌いな人には、吐き気がするほど辛いものです。

⑦ 乗換の基本

ということで乗り換えをするのも一般的ですが、南回りのように2回乗り換えとかなるとよほど時間に余裕のある人でないと2日にまたがって到着するので考えものです。ネット検索すればそういう飛行機が安い方にはたくさんあるので注意。

⑧ 乗り換え時間を選ぶ(代理店や航空会社を信用しない)

ここまで書いたように、飛行機の時間は思っているより不安定です。だから乗り換え時間はすごく重要です。乗り換え1時間とかはテロの脅威とかでチェックが厳重になった現在ありえません。よっぽど運が良く、全てが規定通りに進み、あなたがランナーで英語もすぐ理解できる上、その飛行場が大きくなければいいけどって話。

だから最低でも2時間、私はできれば2時間半の余裕をとっています。3時間半とかもいい選択だと思います。

⑨ 空港でできること

空港によりますが、免税店ばかりが空港のいいことではありません。昔と違って免税店の意味もあまりないしね。シャワーとか休憩所があります。普通にカフェもあるけど、マッサージのあるとこや、人によってはラウンジが使えて休めます。

⑩ 絶対機内持ち込み
特に往路では百パーセントお勧めします。ロスバゲ(ロスト・バゲージ=失鞄)という言葉も定着しているように、結構カバンは着きません。今回も一人ロスバゲしました。でも私の旅ではそういうことが起きるのは復路だけ。しかも、彼女が着いた日は東京が土砂降りで、翌日送られてきたのでラッキーと言ってますが。往路でこんなことになったら旅はめちゃくちゃなので絶対預けないように、強くお勧めします。当然、ぐるぐる回るカバンを待つ時間も節約できるし。お土産用に折りたたみバゲージを持って行くか、ワインや書籍など重ければ送ってしまえばいいのです。昔と違って一ヶ月も見れば到着。一週間で受け取ったこともあります。

*最後になったけど、全く言葉ができない人だけの旅はお勧めしません。そう言う人はツアー参加が安心でしょう。


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